MRI (よみ: えむあーるあい)
正式名称・同義語: Magnetic Resonance Imaging
意味
**MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像法)**は、強力な磁場と電波を利用して、体内の水素原子の共鳴シグナルを画像化する検査技術です。X線を使用しないため放射線被ばくがなく、脳や脊髄、関節などの柔らかい組織(軟部組織)の描出に非常に優れています。
どんな場面で使うか
- 頭部疾患の診断: 超急性期の脳梗塞や脳腫瘍、脳動脈瘤などの発見に不可欠です。
- 整形外科の検査: 膝の半月板損傷、腱板断裂、椎間板ヘルニアなどの診断に用いられます。
- 腹部・骨盤内病変の精査: 肝臓がん、膵臓がん、婦人科領域(子宮・卵巣)の腫瘍などの詳細確認に使用されます。
関連語
- CT (Computed Tomography): コンピュータ断層撮影(X線を用いるため被ばくがある)。
- ガドリニウム造影剤: MRI用の造影検査に用いられる薬剤。
- テスラ (T): 磁場の強さを表す単位。医療現場では「1.5テスラ」「3テスラ」の装置が主流。
注意点
MRI室のマグネット(磁石)は24時間常に強力な磁場を発し続けています。 ペースメーカーや体内の人工金属がある患者は検査を受けられない場合があり、事前の入念なスクリーニングが必要です。また、ヘアピンやハサミ、スマートフォン、金属製の医療器具(酸素ボンベや点滴スタンド等)を室内に持ち込むと、装置に激突する「吸着インシデント(ミサイル効果)」や機器破損を引き起こすため、看護師や放射線技師による厳格な持ち込み規制とチェックが義務付けられます。