S/O (よみ: さすぺくとおぶ)
正式名称・同義語: suspect of, 疑い
意味
「s/o」は、英語の suspect of(または suspicion of)の略語であり、日本の臨床現場では「〜の疑い」という意味で広く用いられています。
医師がカルテ(診療録)に経過を記入する際、あるいは他科への対診(コンサルト)を行う際に、現時点では確定診断(definite diagnosis)に至っていないものの、臨床症状や初期検査から強く疑われる病名・病態を表現するときに好んで使われます。
どんな場面で使うか
AP s/o(急性膵炎の疑い:Acute Pancreatitis suspect of)
関連語
r/o (rule out): 鑑別診断において「〜を除外する」という意味。転じて、除外すべき重要な疾患(疑い疾患)を列挙する際にも使われる。
s/p (status post): 「〜の術後」「〜を経過して」という意味。過去の既往歴や手術歴を示す(例:s/p Appectomy = 虫垂切除術後)。
d/t (due to): 「〜に起因する」「〜が原因で」という意味。病態の因果関係を示す際に用いられる。
f/u (follow up): 「経過観察」。s/o で挙げた疾患の推移を追う際などにカルテの計画(Plan)欄によく記載される。
注意点
多職種で共有しやすいように「〜の疑い」と記載するように心がける。